貝毒?なんか怖い響きですね。春が近づくこの季節、潮干狩りなどで自分が採った貝を食べることが出来るか?「貝毒とかたまに耳にするけど大丈夫かな?」などと、頭をよぎったことはありませんか。

貝毒の発生原因は有毒性プランクトン。これをアサリなどの貝が食べて、貝の体内で毒が残っているものを、我々人間が食べると食中毒をおこす。簡単にいうとこんな感じですが、おいしいものを食べても、お腹が痛くなってはつまらないですよね。

実は、この食中毒、未然に防ぐことが出来そうです。それは、地方自治体、漁協、などの貝毒情報をいち早く察知すること。潮干狩りに行く日の前後2、3週間に貝毒が発生していないかホームページなどで確認することで大分回避する確率が上がるとおもわれます。もちろん、自然の貝なので100%安心安全は無いとおもいますが、グレーゾーンから白に近づけるのではないでしょうか。

 

日本で確認されている貝毒の種類と症状について

1.麻痺性(麻酔性)貝毒

ホタテガイ、ムラサキガイ、アサリ、等々
(症状)
貝を食べて、30分ほどで、口唇、舌のしびれがおこり、顔面から手足へ麻痺が広がり、最悪の場合呼吸困難を起こして死に至ることもある。

軽度の場合は24から48時間くらいで回復するようです。

厄介なことにこの毒に関して解毒剤はありませんが、人工呼吸によって呼吸をしっかり確保して適切な処置をおこなえば死ぬことはないとされています。

 

2.下痢性貝毒

ホタテガイ、ムラサキガイ、コマタガイ等々
(症状)
貝を食べて30分から4時間の間に発症することが多く、激しい下痢、吐き気、嘔吐など消化器系の障害が出ます。大体は、3日以内に症状は回復し後遺症や死亡例などはありません。

 

3.(日本では発症例無し)神経性貝毒

ムラサキガイ
(症状))
胃腸などの神経症状

 

4.アサリ毒

アサリ、カキ、カガミガイ
(症状)
貝を食べて24から28時間くらいで、悪寒、倦怠感、嘔吐、などがあり、皮下出血班が必ず見られる、2から3日後、口、歯茎の粘膜から出血、口臭があり、重症化すると亡くなる場合もある。

春先に特定地域で毒化する。

 

貝毒の発生時期

貝毒は、有毒性のプランクトンが発生するとそれに伴って発生します。では、有毒性のプランクトンが発生するのは何時か。海水温が上昇してくる春先から不定期に発生するといわれています。漁協や市町村、関係省庁も、モニタリングをして、有毒性プランクトンが発生したらマスメディアなどを通して発表することになっています。

3月から5月の潮干狩りシーズンと重なるのがファンの人にすれば悩ましい問題ですね。

この有毒性プランクトン、発生して集まれば「赤潮」とよばれて、魚をも脅かすものになります。
なんか、いつも食べられてばかりのプランクトンのリベンジといった感じなのでしょうか。

 

 

最後に

貝毒は、潮干狩りファンの人だけでなく、

漁師さんをはじめとする漁業関係者にとっても死活問題です。

例えば、ホタテの養殖をしている漁師さんとかカキの養殖をしている漁師さんなど、ホタテの場合は、春先はまだ水温が低い地域で養殖されていますが、

それでも、貝毒ということには敏感です。

実害も風評被害も漁師さん、関係団体の生活に直結するのですから無理もありません。

行政機関もこの有毒プランクトンに関しては、猛烈にモニタリングをして見逃さないように努力しているようです。

ちなみに、旧暦の3月3日は大潮ともよばれて、今年(2017年)は3月30日です。

貝毒情報が発令されず、穏やかに潮干狩りをたのしめるよう願うところです。

大潮の日は大漁が期待できるとか言われていますし、お子さんも春休みでしょうし、「もし晴れなら会社を休んでみんなで一緒に潮干狩りに行くとしましょうか。

待てよ、スーパーフライデーを前倒しにして、超スーパーサースデーにして…」ハイハイ。

ご主人、妄想はその辺にしておいて、お仕事しましょ。

ゴールデンウイークまで我慢しましょう。

ありがとうございました。